西九州大学看護学部で授業

佐賀県小城市にある西九州大学のキャンパスで、看護学部看護学科3年生対象「老年看護学実習」の一環として、臨床美術の講義と演習をさせていただきました。

心のケアとして取り組む「臨床美術」の事例を含めてお話させていただき、実際に体験の時間を作りました。まず、1回目のグループは学生16名、教員10名の計26名でした。学部長と学科長にもご参加いただき、教員も学生も対等に表現する時間を持ちました。集中して制作される姿、共に互いの作品を鑑賞し、言葉で伝え合う時間というのは、どこに行っても誰であっても、私の目には輝いて見えるのです。

近代看護の祖であるナイチンゲールが「看護はアート」だという言葉を残しているそうです。臨床美術の演習を通し、ありのままの「わたし」を受容される喜び、正解のない世界があることを知ること、そして、自らの感性を高めていくことが、他者への想像力を培うことにつながることを、感じとってもらえたら嬉しいです。

12月は、2年生の科目「老年看護学方法論(アクティビティケア)」内で、99名の学生さんと、3年生の別のグループのみなさんにも、講義と演習を行う予定です。

学生さんたちの未来のために、何かしらお役に立てることができたら嬉しく思います。

~「いろいろな線と色であそぼう」~西九州大学看護学部看護学科3年生及び教員作品

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