創造の森
新緑が美しい季節ですね。5/4みどりの日、自宅で森をイメージして過ごしました。本当は実際に森に行くと気持ちが良いのでしょうが、今はそれが叶いません。ですが、人には想像するという偉大な力があります。
自宅に居ながら、森の中に身を置いたつもりで目を閉じると、新緑の美しさと風を感じ、小鳥のさえずりと水の音が聞こえてきました。しばらくすると気持ちが穏やかになったので、「今のこの感覚を描いてみたい」と思ったのです。そう、描いてみたいと思った時が、一番の描き時なのです。
肩肘張らずに、自宅にあった水彩色鉛筆で、画用紙に30分ほどでアナログ画で描いてみることにしました。ベースを黄緑色で、新緑の隙間からやわらかい風が通る様子を線で描いています。横、斜め、縦と描く向き(流れ)を変えるだけで雰囲気が変わります。水色や黄色も使って木漏れ日と空気、香りを描いてみると、春の花々の色彩を入れたくなって、点描で描いています。最初は全く風景をイメージしなかったのですが、気づいたら森の風景が見えてきました。最後に、画材が水彩色鉛筆だったので、筆に水をつけて青色を溶かしてみました。すると、水辺の雰囲気に変わりました。
風景を描こうと思って描いていないけれど、結果的に森の風景が見える、今日はそんな作品が生まれました。誰も見たこともない自分で創造した森に行ってみたくなりました。^^
自宅で気軽に描ける色鉛筆は、透明感のあるおすすめの画材の一つです。コピー用紙や画用紙さえあれば、何を描くか決めていなくても、好きな色をいつくか重ねて描いてみるだけで、世界はどんどん広がるでしょう。
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