いちじくの水彩画
花が無いのではなく、中につぶつぶの白い花を咲かせる果実「無花果」。9月のアートサロンは、福岡県産ブランド「とよみつひめ」がモチーフ。甘くて皮は薄く柔らかい、丸みがあるいちじくです。
たくさん触って観察して、水彩のにじみがじゅわ~と広がる姿、絵の具の混ざり、画面を見ながら待ってみる、ゆったりとした今が流れていました。
今日はにじみとたらしこみの技法を使って描きます。たらしこみを最初に考案したのは、「風神雷神図屏風」を描いた俵屋宗達なのだとか。日本画の技法も、安心して楽しむことができるのも臨床美術の良いところですね。
じっくりじっくり、画面を見つめる時間。絵具の流れ、広がり、混色って不思議です。まるで、絵具が生きてるみたいなのです。
今回、お料理に使う「お塩」もパラパラとかけています。画像でも覗いてみてください。マチエール(絵肌)が盛り上がっている箇所があります。絵具が乾かないうちにお塩をかけるとにじみ、少し乾いてからかけるとマチエールが変化します。
水彩+アクリル+塩など、異なる絵具や素材を使う「ミクストメディア」を楽しみました。
みなさんのいちじく、どれも美味しそうですね。
みなさんのいちじくは、可愛らしくて、まさに今が旬ですね✨
あまり馴染みのないいちじくでしたが、すっかりその魅力に、魅了されてしまいました。
みなさんのおかげです。ありがとうございました。^^
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