県立ありあけ新世高校《ともしび祭》

 大牟田市にある「県立ありあけ新世高等学校」定時制の文化祭で、生徒さん32名、教員8名計40名のみなさんと臨床美術セッションをしました。

 制作始め、私の問いに無反応に見えたり、手が進まなかったり、表情も硬かったのですが、次第に画面が変化していくと共に手が動き、《自分の色》を出すようになっていきました。まるで、ともしびがともったかのようでした。

 1人ひとりが放つ《自分の色》は、こんなにも人に感動を与えるチカラがあるのですね。まるで源泉から湧き出たようなエネルギー。内に秘めた力が、解き放たれたようでした。

 生徒さんたちに、自ら描いた作品を前方のホワイトボードに貼っていただいたのですが、控えめそのもの。端っこから貼っていくのです。終了後、生徒会長のお礼のご挨拶:「また、是非やりたいです!」との力強い言葉に、思わず涙が出てしまいそうでした。そんな生徒さんたちを見守る先生たちの優しさ、明るさ、根気、生徒を思う熱意がまた素晴らしかったのです。。

 自分に自信を持つということは、積み重ねであり、すぐには難しいかもしれないけれど、かけがえのない自分を大事に自己表現し、心のともしびを絶やさず、これから未来の自分という作品を創って欲しいと切に願います。

校是:《新世生よ、人生のプロデューサーたれ!》

前川 修一先生はじめ、校長先生・教頭先生、全先生方本当にありがとうございました。

作品展示:ありあけ新世高等学校教員一同

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