ざくろを描く
1月の子どもクラスではざくろを描きました。本当は9~11月が旬の秋の果物。
低学年の子どもたちには、生まれて初めて見る珍しい果物でした。
「玉ねぎ?」「りんご?」。
たしかにちょっと玉ねぎみたいな形をしていて、色味はりんごっぽい。
割ってみると、「わ~~~~」。
つぶつぶの透明感ある種が房状に入っていてびっくりの様子。
正直私自身も今まで食べたことがなくて、先日初めて食べたのでした。
食べてみると、甘酸っぱい味がします。アメリカ産でしたが、日本産の方が酸味が強いらしい。
しっかりスプーンで取り出して、食べて、白い紙の上に出してみます。
味の色も加えて、指を使ってのスタンピング。
透明感もジェルで加えながら、大小様々な種をバラバラに描いたり、連なって描いたり。
筆は使わず、絵の具の感触を味わいながら体の一部で表現するのは楽しいようでした。
もちろん、次はざくろを量感画で描きます。観察してみると意外にたくさんの色が見つかりました。明るめの色から描いてどんどん混色していきます。
でも、描いた後は「切っちゃいます!」「え~切るの?!」。
やっぱりざくろは、この予想を裏切る展開が楽しいです。^^
はさみじゃなくて、手でちぎるのです。
種も好きなところを切ったりちぎったりして、構成していきました。
最後にサインも入れて完成です。
割れたざくろから種が飛び出すようなリズミカルで面白い作品になりました。
小学1年生の女の子は、サインを種の一部のように構成していました。
驚き溢れる、新鮮な体験の90分でした。
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