本気の認知症予防

久留米大学には認知症医療センターがあり、認知症の専門医療機関として市民向けの講演会も開催されています。先日、東京医科歯科大学の脳統合機能研究センターの朝田隆 特任教授の「本気の認知症予防」というテーマの講演会に参加しました。

認知症というのは、実は女性に多い病気なのだそうです。予防には、生活習慣病、うつ病への対応に気を付け、運動や質のよい睡眠(寝すぎてもダメ)、芸術療法などの創作行為で脳を鍛えることが介入法として紹介されました。

臨床美術に携わる者として嬉しかったのが、臨床美術を取り入れた予防研究を現在進行形で朝田先生が実施されていることでした。ビデオの映像では、臨床美術を実施する前の紅葉の絵と継続して実施した後の紅葉の絵を見せて、表現力や空間認知能力の改善が見られたことが報告されました。他、非薬物療法として音楽療法についても紹介がありました。参加者みんなで、1つの歌を即興で順番に替え歌を作っていき(例えば、「月曜日にカレーを作り~火曜日にカレーを食べて~♪」というように次々にその場で作詞をしてもらい、最後はみんなで最初から思い出して歌わせるという取り組みが映像で流れました。

軽度認知障害の方も含め、認知症は今後ますます人ごとではすまされないほど身近な病気になります。これからは薬だけに頼らず、芸術を活用して楽しく心豊かに過ごしながら症状を遅らせていく芸術療法の必要性や素晴らしさも、きっと理解される時代が来るだろうと感じました。

軽度認知障害(MCI)研究の第一人者の朝田先生のお話は、勉強になるとともに、臨床美術士として、今後の活動に向けて大変励みになる貴重な講演となりました。

アトリエSHO彩

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