錦鯉を描く

6月の社会人アートサロンは、「錦鯉」をテーマに描きました。

セッション前、近所の川や池にいる錦鯉をじっくりと観察しました。

こんなに鯉を見たのは初めてです。鯉マニアのように生態や大きさ、形、歴史などを調べてみました。

鯉の記述は720年の日本書紀にもあるほど。昔から人に飼われていたというのがわかります。しかし、錦鯉の誕生は今から200年ほど前で、新潟県の山古志村で棚田の溜池に養殖されていた鯉が、あるとき突然変異を起こして、黒い鯉の中に美しい模様をした鯉が誕生したのが起源です。「錦」という言葉がついたのは、大正時代に入ってから。あまりの美しさにまるで金を混ぜて織り込まれた絹織物のようだということで、「錦鯉」と名付けられたそうです。

錦鯉を描くためには、品種も含めて、まずは「知る」ことが大切。

どのくらいの平均寿命かをお聞きしたら、意外にみなさん30年とか短命をイメージしていたようですが、本当は70歳が平均寿命。226歳が最高記録で「花子」という鯉だったそうです。

子どもの日に、子の成長を願って鯉のぼりを飾る慣習も納得です。


今回のアートサロンは、男性の方が2名と見学の方も来られて新しいメンバーで実施しました。どの錦鯉もとても色鮮やかで新しい品種が生まれたよう。水の構成もして優雅にそして楽しそうに泳いでいます。


この作品は6月21日(水)~6月25日(日)にかけて

久留米市美術館の1F展示室で開催される「ビタミンアート展」で展示します。

久留米市美術館の前には、錦鯉が泳いでいる池があります。

みなさんの制作された愛らしい錦鯉も一緒に鑑賞していただけたら嬉しいです。

アトリエSHO彩

Art for Smile Art for Health Color of Only One

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