スタッフ会開催（介護付有料老人ホーム：フェリオ天神様）

福岡市天神の繁華街にある介護付有料老人ホーム：フェリオ天神様で、臨床美術を導入いただくことになりました。

入居者様への実施にあたり、まずはスタッフ会を開催。

認知症の予防に、また認知症の症状改善はもちろん、アートセラピーでもある臨床美術（クリニカルアート）を入居者様に実施することで心を解放し、アートを日常に取り入れ、今という日々を心豊かに過ごしていただければと思います。

そのためにも、臨床美術士だけではなく、介護スタッフの方と連携しながらより良い時間にしたいと思い、スタッフ様向けに、制作体験と説明会を開催した様子がこちらです。

最初は、緊張を和らげていただくことと、オイルパステルの描き心地を感じていただくために線と色あそび「いろいろな線と色で遊ぼう」をしました。たった20分程度で、素敵な作品ができました。

その後は、今日のメイン「玉ねぎの量感画」をしました。臨床美術は《感じて描くこと》を大切にしています。描く前によくモチーフを知ること、観察することが大切なので、触って、皮をむいたり、切って香りを感じたり。施設内に玉ねぎの香りが充満？みんなでワイワイ観察していると・・入居者様がふらりと見学にいらしました＾＾

まずは、中身から、感じる色でじっくりと描いて皮を描いていきます。

「こんなに玉ねぎを観たことはないなぁ」「絵は苦手だったけど楽しめました！」

そんな感想をいただきました。

制作後は鑑賞会をして、ホームの玄関に飾っていただきました。

これからたくさんの作品が並んでいきます。お試し会後、本格的に定期開催へと進んでいく予定です。

アートを通じて、少しずつ入居者様の笑顔の輪が広がっていきますように。

ホームマネージャーの池上様、スタッフの皆様、ありがとうございました。