「フェリオ天神」定期講座スタート

福岡市の西中州にあるフェリオ天神での定期講座がスタートしました。

10月~11月の上旬に3回に分けて、ご希望の方向けの体験会を開催して24名の方にご参加いただきました。プログラムは「さつまいもの量感画」。みなさん触れて、重さを感じて、五感を使いながら、昔話に花が咲きました。

その後、12名の定員枠で参加者が決定して、6名×2グループずつに分け月2回の定期講座がスタートしました。

11月は落葉を使った「川面の紅葉」を実施。百人一首を嗜む方もいらっしゃったので、みなさんで歌詠みからスタートしました。落ち葉と川の美をテーマに紅葉が流れ行く様子を想像しました。

「ふるさとは川のそばだったのよ。」と懐かしく昔を思い出されるのは高齢者の現場ならでは。たまたま3作品横の流れがつながって、美しいわ~と拍手喝采、大満足!久しぶりの絵の具も新鮮だったようです。出来上がった作品は、鑑賞会後にホームの玄関に飾っています。

12月は、モザイク画やステンドグラス風の「色のアラベスク」を実施しました。

「ガウディだね (グエル)公園行きましたよ」

「ステンドグラスはフランスね」

「イタリアには商売に行ってたのよ」

クラスによって雰囲気も違い今日の皆様は海外に詳しい方が多くて、本物を見てる方ばかり!

私が教えていただいてます。皆様の表情は真剣そのもの、とても集中されています。

(金の絵具でドリッピング後)

「トナカイが4匹よーいスタートしてるわ」

「懐かしい母の顔に見えてきたわ」

高齢者の現場は導入と鑑賞会の深みが違う気がするのは、人生の厚みからでしょうか。

アクリル絵具で色を置いていくように描くと、色とりどりの作品になりました。

作品が完成した後の皆様の表情は晴れやかで、とても嬉しそうで

こちらまで幸せを感じます。また来年も、心豊かなケアアートをお楽しみに。


フェリオ天神のスタッフのみなさま

そして、アートセラピーを導入くださった施設長池上様、関係者の皆様

今年は大変お世話になりました。

また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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