継ぐセッション
久留米から片道2時間の距離にある福津市津屋崎にあるゲストハウス旧河野邸。ここは暮らしを「継ぐ」場所。建物も凛として温もりがあります。日賀優一さんのお声かけから、雨の中臨床美術を7名の方に体験していただきました。
量感画を代表するさつまいもがモチーフ。イモ家族というほどさつまいも好きな方、特に好きではない方、自宅の庭でたくさん収穫した方、幼少時代の芋掘りの記憶、学校で種芋を植えたばかりの小学生の子どもたち。自分が選んださつまいもを見たり、触れたり、においをかいだり、味わったり、「わたし」だけの感覚や感性で生み出せる自由な色と形のさつまいもが生まれました。
鑑賞会もみんなで。
終了後、
「愛着わくね~友人みたい、食べれるかな?」
「たくさんさつまいもが並んでても、自分のを見つけられる自信あるな」
「自分の作品が、一番好きだな」
「楽しかった!」
日賀さんとインターンのSatomiさん、大学生の叶さんと囲んでお茶しながら振り返りの時間を持てたのが、私にとっては貴重な時間になりました。
帰り、本降りの雨の中車のエンジンがかからなくなり、みなさんに助けてもらいました。人のあたたかさもすごく感じた日でした。
平成最後のセッションを、津屋崎ブランチ山口覚さん他たくさんの方の想いが込められた旧河野邸で実施できたのは記念になり、令和に継ぐセッションになりました。本当にありがとうございました。
(平成31年4月29日 旧河野邸)
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