お家でアート♪(音楽編)
自宅にある画材で描くおうちアート。
今日のテーマは「音楽」です。みなさん、好きな音楽はありますか?
どんな音楽でも構いません。私はだいたい音楽を描く時は、クラシックを選びます。気持ちが落ち着くからです。民族音楽も打楽器の音がたくさんして、描くのが楽しいですよ。リズムに乗せて描けるから、おすすめです。
いつもどおり、紙の大きさも自由です。画材もお家にあるもので構いません。色味がある方が気持ちよく描けるでしょう。描き方は、アナログの世界で描いていきます。線と点と面(塗る)の世界。まず、音楽を決めたら、最初から最後まで1曲をじっくり聴いてみます。どんな音がするか?、どんなリズム?、音が重なっている?、全体からどんな印象がする?など、自分の感覚と対話していくように聴きます。
最後まで聴いたら、手持ちの画材から色を選びます。まずは「音の印象の色」を1色選んでみましょう。選んだら、最初は音色に身を任せるように手を動かしてみるといいでしょう。音色は目にはみえませんが響き流れています。手の動きと共に描かれた「線」が音の流れと思って描きます。もう1色、色を変えてリズムに合わせて線を引いてみます。もし音の重なりを感じたら、線に線を重ねたり、絡ませたりしてみるのも面白いですね。パステルや水彩などをお持ちの方は、線の色を重ねる(重色)ことをしてみるのも奥行きが出ます。太い音は太い線、細く響くように流れる音色は細い線と変えてみます。
音色が線で引けたら、短い音、弾むような音などリズムが違う音を、「点」を入れて表現してみると画面がぐっと変化します。リズムに乗せて打ってみましょう。リズミカルな点や、大きな音だったら大きな点、小さな音なら小さな点というように色々と試してみます。すでに描いた上に点を重ねてもいいでしょう。
時々画面を眺める時間を持ちます。横にしたり縦にしたりして見る方向を変えてみます。そして、線と線に囲まれた隙間の「面」に色をつけていきます。
どんどん画面が変わっていきますよ。目の前から音楽が聴こえてきませんか?^^
自分の中でこれでよし、と思った時がやめ時です。画面の天地を決めてサインを入れましょう。これで、「音楽を描く♪」の完成です。
(参考作品)
画用紙:B6サイズ 画材:色鉛筆
曲:ハイドンのセレナーデ(作曲:ハイドン)
ハイドンのセレナーデは、とてもリズムが心地よい軽やかで優しい曲です。恋人のために弾く甘く美しい小夜曲と言われます。私には、とても楽しい音色に聴こえたので、リズミカルに描いていきました。
スケッチブック 画材:透明水彩絵の具・パステル
曲:カノン(作曲:パッヘルベル)
パッヘルベルのカノンは、一度は耳にしたことがあるかもしれません。音色の重なりがとても美しい曲です。同じ旋律が異なる時点でスタートし重なり合うところが魅力的です。音の重なりが深みを生み出します。この重なりを、水彩の重色で表現し、旋律は筆の大小を使い分けて縦と横で交わるよう描いています。音の出会いのようです。描くうちに光が見えてきて、パステルの白や柔らかなピンクを入れて完成。光と音のコラボ作品になりました。^^
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