100歳記念
私の祖母が9月で100歳になりました。
内祝いに10月に東京の親戚も帰ってきたので、4世代で臨床美術をしました。
祖母にとっては娘、孫(私)、ひ孫(息子、姪)とのセッションでした。
4歳と12歳のひ孫は参加すると思っていなかったのですが、急きょ一緒に^^
筆圧がなくても描ける「重なる不思議な世界」をしました。
祖母は鹿児島の奄美大島生まれで、小さい頃から機織りをして工場で働いていました。嫁いでからは、大島つむぎの専門店を経営します。なので、制作中、私に頼ることなく全てを自分で集中して取り組んでいる姿を見ると、ものづくりをしていた頃の祖母の姿を垣間見たような気持ちになりました。
4歳のひ孫もやる気満々。トレーシングペーパーの置き方も斬新!
まるで周りを囲むように色の海が広がっていました。
祖母の作品の完成です。ピンクがとても鮮やかで、中央の黄色(アクリル)が見えて光が差し込んでいるようでした。祖母もとっても嬉しそうでした。
東京のおばの作品↓おばも初めての制作でしたが、色の濃淡がとても美しい作品になりました。
ひ孫たちの作品↓透明感があって素敵でした。参加を想定していなかったので、額はありませんが、これもまたいいかも。
年の差96歳の4世代のセッション。わたしにとっても記念となる家族でのアートの時間でした。年齢も性別も人生のバックボーンも関係なく誰もが楽しめるクリニカルアート。自分の家族で身を持って実感できました。
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