アナログ自画像
10月の社会人アートサロンは「アナログ自画像」。自画像というと、本物そっくりに描くと思われると思いますが、臨床美術では「心の自画像」を描きます。
臨床美術の抽象画プログラムを代表するものですが、実施する側の自分にとっては、難しいプログラムだったので、2年あたためてきて、初めての実施となりました。ですが、予想以上に皆さんが満足されていたことに驚きました。「楽しかった」との声をたくさん聞くことができ、とても安心しました。
心の自画像ですので、喜怒哀楽を線で表現しています。
怒り、喜び、悲しみ・・・人には感情があります。筆の持ち方、強弱、太さ、細さだけでも線の表情は変わります。
線と線のすき間の空間が、形に見えて来た時に、混色して色付けします。
今回は、「混色」も大事な要素です。
感情の線が描けたら、いよいよ自分の顔のパーツを描きます。どこかが目に見える?鼻に見える?くるくる画面を回しながら探してみます。
瞳だけを描かれた方もいました^^
大きな美しい目が表れてきました。
こちらは、長いくるんとしたまつ毛。願望を描いたとのこと。
みなさんの心の自画像が完成しました。
みなさんが、まるでピカソのようですね。
鑑賞会では、こだわりの部分をお一人ずつコメントしていただきました。
唯一無二の「わたし」。見所いっぱいでしたね。
ご参加ありがとうございました。
来月は、具象表現に戻り「里芋を描く」です。お楽しみに。
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