ジャコメッティ風彫刻
東京の新国立美術館でアルベルト=ジャコメッティ展を見てから早1年。
5月の社会人アートサロンはみんなで人体彫刻制作をしました。
ジャコメッティは、スイス生まれの彫刻家。身体を線のように長く引き伸ばした独自のスタイルが特徴です。ジャコメッティは見ることと造ることとの間の葛藤の末、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたと言われています。ジャコメッティの作品は儚さに押しつぶされない力強さや躍動感、精神性を感じます。これがジャコメッティ展の時の画像です。↓
みなさんでジャコメッティの作品を参考に見ていただき制作スタート。
まずは交互にモデルになってもらい、クロッキーで体感してから制作。シンプルな線でもひねり、腕や足の曲げ伸ばしだけで様々に表現できる体って本当に面白いんです。
クロッキーの後は、針金で自分が表現したい人体の動きを表現して、土粘土をつけていきました。動きの表現もみんな一人ひとり違います。
みんなのジャコメッティ風彫刻の完成です。とっても面白い動きをしていますね。
力強い躍動感あるジャコメッティの彫刻のように、みなさんの作品もそれぞれの持ち味を活かしたユニークな創作スタイルが生まれたようでした。360度色んな方向から見ることで、それぞれにストーリーを感じさせてくれました。
6月は、いよいよ梅雨。しょうぶやアジサイが美しい時期ですね。
来月は「スタンピングで描く紫陽花」です。
どうぞお楽しみに。
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