第23回日本老年看護学会WS

6月23日-24日の第23回日本老年看護学会のWSを担当させていただきました。朝から立ち見の人だかり。正直まれにみる緊張感でのワークショップメインでした。医学学会の場では、臨床美術を知らない方ばかり。しかしワークショップは満員で定員を超える方がたくさんでお断りをする事態に。ギャラリーとして見ていただく方もいました。

1日目も2日目もどちらも体験いただいたプログラムは「りんごの量感画」。1日目、どこからお越しいただいたか聞くと、九州内はたったの5名、ほとんどが北海道、宮城、福井、神戸、高知など遠方からでした。笑顔になって帰って行かれたよ~と学会長からのお言葉。「癒し(ケア)」までは到底できなかったと思いますが、それでも何かを感じ取ってもらえたのはよかったです。福井県の病院の方がグリーフケア(大切な方を亡くした方の心のケア)で取り入れたいとも話していました。

2日目のワークショップも札幌、愛知、千葉、神奈川、東京など遠方からお集まりいただき、本来であれば出会うことがなかった方々同士、90分共に表現する「一期一会」の時間を楽しんでいただきました。この2日目は、8年分の自分の今持てる最大限のクオリティで実施できたと感じています。童心に返ったようなみなさまの笑顔、知らない者同士がいつの間にか打ち解け合って、あなたの作品も素敵だね!と伝え合う時間、こんなに短時間で時と人をつなげてくれるなんて、アートってすごいなと改めて感じました。

時代は進んでも人間の本質は変わらなくて、誰もが持つ感情を他者とシェアすることは、人の心を豊かにするのだと思います。

学会で全国の病院や教育関係者に臨床美術を知っていただきました。お住まいの地域できっと、伝え、つなげてくれるものと信じています。

2日間共にセッションに入ってくれた福岡のチームのみんなに感謝です。

追伸)

学会会場に少し展示もさせていただきました。足を留めてくださった方もいらっしゃいましたね。

学会のチラシ。「水の流れ」のデザインも担当させていただきました。

貴重な体験をありがとうございました。学会長の中島先生に感謝申し上げます。

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