笑顔と学びが広がる学校
9月23日秋分の日、「三四郎の学校」のゲスト講師としてお呼びいただきました。
中学生、高校生、大学生、社会人が対話を通して、答えのない問いに向き合う多様性と寛容性の学校であり、自ら学び考えて他者とともに生きるが実践される場です。
第25回のワークショップは「対話×アート」。
臨床美術のワークショップでは、アナログ画(抽象)をテーマにしました。
「色々な線と色であそぼう」で、いつの間にか自分の色と形で生み出される造形表現の世界に没頭していくみなさん。その表情は、凛として美しくて、微笑みの先にはそのままの「わたし」が向き合っているように見えました。次第に心が解放されていくよう。
私が何も言わずとも拍手が起きる鑑賞会は素晴らしいものでした。「感情のアナログ画」では、今の気持ちを描いていただきました。これは、ゼロから描く産みの苦しみ。でも目には見えない気持ちも「感じれば描ける」のです。今ここで描く過程の苦しみも喜びも、二度とは描けない今のわたしとの一期一絵。心の変化も大切な軌跡です。だからこそ、作品は自分そのものであり全てが注ぎ込まれた証。それを感じてるからこそ、みんなの作品も尊く美しく感じられるのでしょう。
大人も子どももなく、表現者としてみんなが対等です。
感想のシェア(対話)の時間には
「人に見せたくなるのがデジタル画、人と話したくなるのがアナログ画」
対話の時間は、新たな気付きをいただける時間でした。
高校生の感想には
「今この瞬間のみの感情が宝物。幸せを感じた。」
「美術は、人とかかわることを促進させてくれるもの!」
と、非言語の世界で感じたことを、自分の言葉で表現してくださいました。
みなさんの笑顔と学びが広がる素晴らしい時間でした。滋賀、岐阜、岡山、長崎など遠方からのご参加もあり、本当にありがとうございました。実施後たくさんの感想やコメントをいただきました。本当に、心より感謝申し上げます。
最後に、三四郎の学校の日賀優一さん、日賀美緒さん、ファシリテーターの山口覚さん、叶彩花さん、本当にお世話になりました。みなさま、いてくれてありがとうございます!!
(写真提供)「三四郎の学校」第25回ワークショップより
鑑賞会の様子です。
「いろいろな線と色で遊ぼう」の後は、今日の気持ちを描く「感情のアナログ画」を描きました。どんな気持ちだったのかなぁ・・
全員分の作品を並べると、どれもみんな素敵でした。
最後はみんなでの対話でした。記念の写真もみんな笑顔でした。
本当にご参加ありがとうございました。
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