かり・こり・せっこう
大人のアートサロン、7月は石膏に描きました。
「石膏」は、現代でも建築材料や塑像の型、漢方薬、医療(ギプス)にも使われ、とても滑らかで、造型機能が高く、成型が極めて容易な特徴をもった鉱物です。古代エジプトのピラミッドや王の棺にも使われていたというから、歴史も古いようです。^^
そんな石膏を、半球(ドーム型)にせっせと混ぜて型をつくり、参加者のみなさんに触ってもらいました。
「わーすべすべしてる」「気持ちがいい」「滑らかでつやがある」・・
滑らかな感触、つやつやした白さ、石膏の素材だけでもうわくわく。
ここから自分で入れてみたい色を広げていきました。
「スパイスにはまってて」・・と辛さを色や線で表現された方もいました。色を塗った後には、割りばしペンや陶芸針で削って、石膏の白をよみがえらせていきました。
かり・こり・かり・こり・・・集中した無の時間です。
みなさんの、いろとりどりの石膏が生まれました。^^
「いつも使う色は封印してみました」
「春の桜色どうしても表現したくなって」
「地球や海を感じて」
「花火なんです」・・
抽象の世界を描くうちにわき上がる「わたし」の世界。かり、かり、かり、石膏の白が甦る瞬間に、また出会いが広がりましたね。
余談ですが、夜の部の参加者の方が「月下美人」を教室で見せてくださいました。一夜限り咲く花です。セッション中に見事に開きました。≪今ここ≫にふさわしい美しさでした。^^
ご参加ありがとうございました。
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